長野県松本市出身の映画監督、山崎貴(1964年~)は、2000年『ジュブナイル』で監督デビューを果たしました。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現、“VFX(ビジュアル・エフェクツ/視覚効果)”の第一人者と言われており、2005年に発表した『ALWAYS 三丁目の夕日』では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し、第29回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など、13部門中12部門を受賞し話題となりました。
その後も『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『永遠の0』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などを発表。CG合成とは思えない緻密な映像をつくりあげることで知られ、共同監督を務めた『STAND BY ME ドラえもん』では、3DCGアニメーションの分野でも高い評価を受けてきました。またその作品の多くで脚本を手がけ、原作ファンも裏切らない演出力で、日本人の心に響くエンターテインメント性の高い映画をつくっています。
本展は、山崎監督がつくりあげる映像の世界を、絵コンテやデザイン画、映像制作のために作られたミニチュアや出演者の衣裳、実物大のセットをはじめ、VFXの制作過程、完成映像などを通じて紹介します。山崎監督のデビュー作から最新作までを紹介する展覧会、ぜひご注目ください。
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OUTLINE開催概要
会期 | 2023年7月15日(土)〜10月29日(日) ※月曜休館(祝日の場合翌平日)、ただし8月中は無休 |
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会場 | 松本市美術館 企画展示室 |
開館時間 | 9:00〜17:00(入場は16:30まで) |
観覧料 | 大人 1,300円、大学高校生 900円 前売券と20名以上の団体は各200円引き |