HIGHLIGHT見どころ
絵コンテやデザイン画、ミニチュア模型、実物大のセット、VFXの制作過程などを通じて「山崎貴の世界」を余すところなくご紹介します!

ジュブナイル~少年たちの冒険譚
山崎貴監督の監督としての出発点は2000年に公開された映画『ジュブナイル』。少年たちとロボット「テトラ」との出会い、宇宙船、そしてタイムマシン。心躍る冒険は22年後に引き継がれ、『ゴーストブック おばけずかん』(2022年)が制作されました。テトラや図鑑坊のモックアップをはじめ、実際の撮影に使用された実物大のセットも展示予定です。
3DCGの世界
山崎監督初のフル3DCGの長編アニメーション映画では、八木竜一監督とタッグを組み『friends もののけ島のナキ』(2011年)、そして『STAND BY ME ドラえもん』シリーズ(2014年、20年)を制作。山崎監督自身が手掛けたキャラクターデザインや映画のために制作された「のび太の部屋のミニチュア」などをご紹介します。合わせて、カプコンのゲーム『鬼武者3』のオープニングムービーを演出した際に制作したモックアップも展示予定です。
時空を超える冒険譚
デビュー2作目となった、ハードボイルドタッチの映画『リターナー』(2002年)。『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009年)は映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案とした実写作品で山崎監督初の時代劇。そして往年の人気アニメ『宇宙戦艦ヤマト』を実写映画化した『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)。VFXだからこそ可能になった3本の実写映画から、持道具やデザイン画・コンテ、ミニチュアなどを中心にご紹介します。
異世界との遭遇
VFXの真骨頂ともいえる、この世には存在しない者たちとの共存を描いた2本の映画『寄生獣』シリーズ(2014 年、15年)と『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年)。山崎監督によるコンセプトアートやミニチュア、撮影で使われた衣裳などを展示予定です。合わせてBUMP OF CHICKENのライブ『WILLPOLIS 2014』の映像に登場したミニチュアもご紹介します。
ノスタルジック昭和邂逅
山崎監督を世に知らしめたのは、人情味あふれる市井の人々を描いた『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズでした(2005年、07年、12年)。東京タワー建設や東京オリンピックの開催された昭和30年代がVFXを駆使して再現された作品です。そのシリーズに登場、また石油をめぐって世界に戦いを挑んだ人物を描いた『海賊とよばれた男』から、昭和の街並みを再現するミニチュアやCG合成のために描かれたマット画などを中心にご紹介します。
再現~ WWII
太平洋戦争を題材に扱った2本の映画『永遠の0』(2013年)と『アルキメデスの大戦』(2019年)。戦争末期の前者と戦争の足音が聞こえ始めた時代を扱った後者から、実際の撮影に使われた戦艦や空母などの模型や図面などをご紹介。また乗り込み可能な零戦コックピットも展示します。
日本の大スター、GODZILLA
その圧倒的存在感で超大型怪獣として世界でも有名なゴジラを題材に、山崎監督は西武園ゆうえんちのアトラクション『ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦』も演出。それらのイメージデザインや今年の11月に公開予定となる『ゴジラ』最新作の展示もあるか!?
epilogue
山崎監督がこれまでに描き溜めたラフスケッチやデザイン画、構想中のラフコンテなども一挙公開。

CHARACTER山崎監督による展覧会応援キャラクター Y-cat

Y-cat mono、Y-cat sil、Y-cat stri、Y-cat ore、Y-cat purp
展覧会応援キャラクターのY-catは山崎監督が考案。「山崎」の「Y」を表現したデザインになっており、展覧会のポスター、チラシなどにも登場しているオリジナルキャラクターです。
館内のミュージアムショップでは、展覧会公式グッズとしてY-catグッズも発売しています。グッズ情報はこちら。

会期中は大型フィギュア「Y-catスタチュー」とY-catの3Dゾートロープがまちなかに出現!詳しくはこちら。
山崎監督による3DCGアニメーション